VBAを学習する前の準備

VBAを学習する前の準備

VBAのプログラムを作成する前にOfficeのアプリケーション上での設定を変更しておく必要があります。

この作業をしておかないと、実際にいざプログラムを作ろうとしたり、作ったプログラムを実行しようとしたりするときになってつまづくことになるでしょう。

VBA学習の最初でつまづいてその問題が解消できなかったとき、

  • 「あぁ、自分には才能がないのかなぁ。」
  • 「やっぱりやめとけばよかったなぁ」

など気持ちが後ろ向きになってしまい、VBA学習を途中であきらめてしまう原因につながってしまいます。

これは非常に残念なことです。

やることはたった2つの設定変更だけです。

最初でつまづかないように今回解説するOfficeのアプリケーションの設定を変更した上でVBA学習のコマを進めてください。


リボンに[開発]タブが表示させる

リボンというのはOfficeのアプリケーションでいうところのタブ形式のメニューバーです。

下図の赤い枠線に囲まれた部分をリボンと呼びます。

VBAだったり、マクロを作成する上でリボン上の[開発]タブの存在は非常に重要です。

この[開発]タブはデフォルトでは非表示になっているタブなのですが、マクロ機能を活用する開発者向けに用意されたタブです。

そのためこの[開発]タブを使用するためには[開発]タブの表示設定を切り替えて、リボン上に表示させる必要があるのです。

この表示までの手順なんですが、慣れてしまえばそれだけの話なのですが、操作に慣れるまではなかなかOfficeユーザーを困らせます。

リボンに[開発]タブを表示させる手順

  1. リボン上で右クリックする。
  2. 右クリックメニューから[リボンのユーザー設定]を選択する。
  3. 表示されたExcelのオプションフォームのメニューから[リボンのユーザー設定]に切り替える。
  4. リボンのユーザー設定を「メインタブ」に設定する。
  5. 「メインタブ」内のタブリストの中の「開発」のチェックボックスをチェックする。
  6. フォームの[OK]ボタンを押下する。

マクロのセキュリティ設定を変更する

VBAのプログラムやマクロを実行しようとしてもエラーが表示されて実行されないトラブルが発生することがあります。

セキュリティの設定により、マクロが無効にされました。マクロを実行するためには、このブックを再度開いて、マクロを有効にするように選択する必要があります。マクロの有効化の詳細については[ヘルプ]をクリックしてください。

これはメッセージボックスの内容の通りの話なのですが、Officeのアプリケーションはマクロ機能が備わっている関係上、たまたま悪意のあるファイルを開いてしまった時などの損失のリスクを抑えこむために備わっているセキュリティの仕様があります。

そのセキュリティの設定次第でマクロ機能を無効にさせたり、有効にさせたりと制御することができるのです。

設定次第ではファイルを開いた時に以下のような黄色のメッセージバーが表示されるケースもあります。

マクロのセキュリティの設定の種類

マクロのセキュリティ設定で設定可能なセキュリティレベルは以下の4通りです。

  1. 警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする。
  2. 警告を表示してすべてのマクロを無効にする。
  3. デジタル署名されたマクロを除き、すべてのマクロを無効にする。
  4. すべてのマクロを有効にする。(推奨しません。危険なコードが実行される可能性があります。)

セキュリティレベルをマクロが有効になる設定に変更する必要がありますので、マクロが実行可能な2番か4番になります。

当サイトでは2番の設定でマクロを有効化する方法を案内しております。

2番の設定はマクロを無効にした状態でファイルを開くことができて、開いたあとに表示される警告バー上の「コンテンツの有効化」をクリックすることでマクロを手動で有効化させることができる設定です。

4番の設定はファイルに危険なマクロなどが仕組まれていた場合、自動的に実行させてしまう設定になりますので取り扱いには細心の注意が必要になります。またOffice上でも推奨はされておりません。

マクロのセキュリティの設定の変更する手順

  1. リボンの[開発]タブにある[マクロのセキュリティ]をクリックする。
  2. 表示されたセキュリティセンターのメニュー内の[マクロの設定]をクリックする。
  3. マクロのセキュリティレベルを選択する。
  4. [OK]ボタンを押下する。

まとめ

さて「VBAを学習する前の準備」について取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

慣れてしまうと何でもない操作で各種設定の変更ができるようになりますが、最初のうちはなかなか難しいかもしれません。

またOfficeの仕様変更によってそれぞれの設定方法の手順が変更になる可能性もありますが、基本的にやることは同じです。

そしてこれでVBAを作成する準備が整いました。

次回は実際にVBAのプログラムを作成するための「VBE」について取り上げてみたい思います。